ペンタックスレンズ研究会

ペンタックスレンズ他光学特性データを示します。

(111)SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの特許について

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの特許について

本レンズはPENTAX 645シリーズの最初のマクロレンズであるSMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの特許は、旭光学工業の伊藤孝之氏設計の特公昭61-238010(1985年出願)の実施例2と推定される。

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmレンズ構成図

第1レンズはメニスカス凸レンズ、第2レンズはメニスカス凸レンズと第3レンズはメニスカス凹レンズを貼り合わせて第2群をなし、第4レンズはメニスカス凸レンズ、第5レンズはメニスカス凹レンズと第6レンズはメニスカス凸レンズを貼り合わせて第4群をなし、ここまでで前群を形成している。絞りを介して、第7レンズ凹レンズと第8レンズのメニスカス凹レンズとなり、この第7レンズと第8レンズがピント調整機能を有するいわゆるフリーシステムとなる部分である。その後第9レンズのメニスカス凸レンズからなる7群9枚構成のマクロレンズとなっている。

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmのレンズの動き

フリーシステムの動作はこのようになっている。図の下が無限大時である。上が最短撮影時である。

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの収差図(縦)

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの収差図(横)

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの非点収差図

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmのLateral Color(倍率の色収差)

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの2nd.Spectra

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmのスポットダイヤグラム

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの波長毎のスポットダイヤグラム

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの波長毎のスポット径の像高変化

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの幾何光学的MTF(7.5/15/30LPM)

SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの幾何光学的MTF(10/20/40LPM)