SMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの特許について
本レンズはPENTAX 645シリーズの最初のマクロレンズであるSMC PENTAX-A645 MACRO 1:4 120mmの特許は、旭光学工業の伊藤孝之氏設計の特公昭61-238010(1985年出願)の実施例2と推定される。
第1レンズはメニスカス凸レンズ、第2レンズはメニスカス凸レンズと第3レンズはメニスカス凹レンズを貼り合わせて第2群をなし、第4レンズはメニスカス凸レンズ、第5レンズはメニスカス凹レンズと第6レンズはメニスカス凸レンズを貼り合わせて第4群をなし、ここまでで前群を形成している。絞りを介して、第7レンズ凹レンズと第8レンズのメニスカス凹レンズとなり、この第7レンズと第8レンズがピント調整機能を有するいわゆるフリーシステムとなる部分である。その後第9レンズのメニスカス凸レンズからなる7群9枚構成のマクロレンズとなっている。
フリーシステムの動作はこのようになっている。図の下が無限大時である。上が最短撮影時である。