SMC PENTAX DA-50mmF1.8の特許について
本レンズは2012年発売のAPS-Cサイズ用中望遠レンズで2023年現在現行品のレンズである。本レンズは円形絞りを採用した中望遠レンズで、本レンズの特許は、リコーイメージングの加藤浩司氏設計の特開2014-26184(2012年出願)と推定される。本特許には実施例が7例記載されている。その中でカタログ記載のレンズ構成図に一番近い実施例は、絞りの位置と4群目のレンズの形状から実施例2と判断しましたので、今回この実施例2を本レンズデータとした結果を示します。
本レンズは、第1レンズがメニスカス凸レンズ、第2レンズがメニスカス凸レンズ、第3レンズがメニスカス凹レンズからなり、ここまでが前群となり、絞りを介して、第4レンズのメニスカス凹レンズと第5レンズのメニスカス凸レンズが貼り合わせとなり、負のパワーを有する第4群を構成している。第6レンズはメニスカス凸レンズからなる5群6枚構成のガウス型中望遠レンズとなっている。ガラスは5種の高屈折率ガラスが使われている。