ペンタックスレンズ研究会

ペンタックスレンズ他光学特性データを示します。

(77)SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの特許について

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの特許について

ペンタックスMシリーズが出た時に小型軽量ボディと共に交換レンズ群もMシリーズとして1977年から順次Kシリーズの大型レンズが小型化設計レンズへと変更された。歴代の標準レンズの特許はスクリューマウント時代には実際に発売されたと考えられる該当するレンズの特許は残念ながらなかった。今回ご紹介するのは多くのタクマーレンズ・タクマー6X7レンズを手掛けた旭光学工業の高橋泰夫氏が設計した特開昭48-3752=特公昭51-2366=日本登録特許833509号(1971年出願)を紹介する。このレンズは5群6枚構成の標準レンズの設計で、構成図はTAKUMAR/6X7 105mmF2.4に似ている。私の推測であるが、67用の銘玉である105mmF2.4のテイストを持ったレンズとみている。ガラスは何と3種だけで構成され、コストダウン設計で苦労されたような印象がある設計である。それでは早速構成図を下に示す。

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのレンズ構成図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのレンズ構成図

レンズ構成は++-|(-+)+のパワー配置となっている。貼り合わせの第4群のパワーは-+となっているが合成焦点距離は+となっている。

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの球面収差・像面湾曲収差・歪曲収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの非点収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの非点収差図

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのF値による光路の変化

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのF値による光路の変化

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのF値によるスポットダイヤグラムの変化

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmのF値によるスポットダイヤグラムの変化

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの幾何光学的MTF

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの幾何光学的MTF(10・20・40LPM)

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの幾何光学的MTF(7.5・15・30LPM)

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの幾何光学的MTF(7.5・15・30LPM)

SMC PENTAX-M 1:1.7 50mmの2nd Spectra