SMC PENTAX-M 1:4 200mmの特許について
SMC PENTAX-M 1:4 200mmはMシリーズが発売されたときのコンパクト望遠レンズとして発売された レンズの内の1本である。一世代前のSMC PENTAX 200mmF4.0より大分短いレンズで手持ちしやすい望遠レンズ であった。このレンズの特許は恐らく高橋泰夫氏の特開昭53-27422実施例2と推定される。 以前私のホームページでは実施例1としていたが、カタログのレンズ構成図と特許データを見直したところ間違っていることがわかりましたので、今回訂正させていただきました。このデータを使ってOpTalixLTで計算した結果を順に示します。
この望遠レンズは、第1レンズは正のメニスカス凸レンズで、第2レンズは負の凹レンズ、第3レンズは正のメニスカス凸レンズであり、第4レンズは正の凸メニスカスレンズであり、絞りを介して、第5レンズの負の凹レンズと第6レンズの正の凸レンズからなる5群6枚構成の望遠レンズである。望遠比は0.8である。ガラスは3種で構成されていて、小型化とコストダウンが図られている。