SMC PENTAX 1:2.8 30mmの特許について
ペンタックスの他社にはない焦点距離の単焦点レンズの内の1本であるこのSMC PENTAX 1:2.8 30mmであるが、1976年に発売された。
このレンズは、旭光学工業の高橋泰夫氏が設計した特公昭50-139733(1974年出願)の実施例2が相当すると推定される。本特許は実施例が2例あるが、実施例1は焦点距離28mmであり、実施例2はカタログのレンズ構成図に近くなおかつ画角が30mmになっていることから本レンズの特許は実施例2相当であると推定した。本特許は7群7枚構成のレトロフォーカス型広角レンズのもので、前群は+--のパワーからなる第1レンズから第3レンズからなり、3枚のレンズ全体で負のパワーとなり、合成焦点距離は-34.31mmである。後群は第4群から第7群からなる正のパワーを持つマスターレンズ+|-++の構成で、合成焦点距離+23.92mmとなっている。
本レンズは筆者は所有しておりませんので、
をご参考にしてください。