Voigtländer 35mmF3.5 Retro-focus Wide angle lensの特許その2
Voigtländer 35mmF4 Retro-focus Wide angle lensの特許その1で紹介したものは、トリプレット型レトロフォーカスレンズであったが、今回のその2では、テッサ型レトロフォーカスレンズ35mmF3.5を紹介する。この特許は前回のUS27469351のFig.4になる。設計はTronneir氏である。
このレンズの35mm時のバックフォーカス長は32.3mmである。このままでは一眼レフでミラーに当たらないマウントは少なくともM42では不可能である。
ちなみにこの特許には先行技術としてAngenieuxのレトロフォーカス特許であるUS2649022を引用していない。引用しているのはKodakのGB555464(1941)の特許を先行技術としているようです。これはテッサーの前に比較的近くにメニスカス凹レンズをつけたものになっているものです。機会があれば紹介したいと思います。