Cosina NOKTON 50mmF1.5Aspherical(1st. model)の特許について
このレンズはコシナがVoigtländerブランドを入手して一連のライカMマウントレンズを1999年頃から販売を始めたレンズの1本である。NOKTONブランドは明るいレンズに与えられるシリーズの名前になっている。このレンズもそのため、50mmF1.5と明るいライカ判標準レンズとなっている。焦点距離はライカMマウントの距離計に連動させるために51.6mmになっているが、口径比はF1.53となっている。このレンズの特許は特開2000-330014(1999)の実施例2と推定される。設計はコシナの塩川浩司氏である。この特許の実施例1の値を最初入力したらうまく結像しないデータが記載されていて、これは故意に記載したのかと思っている。結局実施例2が当時のレンズ構成図に近いので、今回そのデータを示します。当時このレンズを実は所有していて使っていたが、何だかしっくりこないので、すぐに手放したレンズの1本である。特徴は最終レンズの第6レンズの両面が高次の非球面が採用されていることである。このレンズが昔からある標準レンズの5群6枚構成の標準レンズで、どちらかというとこの枚数は廉価版のこうせいにあるのであるが、非球面を採用して収差補正に役に立っているのではあるが、スポットダイヤグラムを見ると、フレアーが大きい感じのレンズである。このレンズも開放から絞りの変化を楽しむレンズなのだろう。でも、あまりいい感じの像を示さないので、私は気に入らず手放してしまった。コシナのVoigtländerブランドのレンズは2本試したが、結局どちらも2本とも手放している。個人的な感想ですが、新しい最近のシリーズの作品を先日写真展で拝見したが、違和感がある像を特に示していた。デジタル化になってその雰囲気は顕著で、何と言うか不自然なイメージと独特の色合いの描写が気に入らない。長く見る部屋に飾る写真にならない画作りなんです。これは私の好みなので仕方ない。あくまで個人的な印象なので、この辺はあまり参考にしないでください。
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