今回紹介する旭光学工業社製ペンタスクリューマウント時代の望遠レンズであるTakumar 1:4 f=300mmについて、このレンズの特許が見つかったのご紹介します。このレンスの特許は日本の特許庁の検索システムのネット検索対象期間外の時代のものであるため、地味に番号をずらしながら探したものです。特許は、特公昭30-8182(特許0221332)で、本レンズの発明者は、鈴木良平氏である。出願人は松本三郎氏である。旭光学となっていないのです。小西六から風巻友一氏を招聘する前のレンズ設計であり、ボディを主に設計していた鈴木良平氏が設計していた時代があったことがわかるものである。
いつものように特許データはf=100mmのデータとして規格化されて出ている。レンズ3枚から構成されているので、今回は、解析ソフトウエアの制限から光学ガラスデータベースに搭載されているガラスから特許値に一番近いものを選択して設定している。第1レンズがオハラのPBM25をアサインした。2枚目はオハラのBAL35をアサインし、最後の3枚目はオハラのNSL3をアサインした。