SMC PENTAX F★300mmF4.5ED[IF] & SMC PENTAX FA★300mmF4.5ED[IF]の特許について
ペンタックスの最初のオートフォーカス一眼レフシリーズ用に開発された交換レンズがFシリーズになります。その中の高級レンズはF★シリーズとしてラインナップされて、アイボリーホワイトカラー鏡筒のレンズがライナップされます。望遠レンズとして上梓されたのが、このSMC PENTAX F★300mmF4.5ED[IF](1987年発売)である。のちに次のAFレンズシリーズとなる SMC PENTAX FA★300mmF4.5ED[IF](1991年発売)へとそのまま鏡筒デザインが改装されて引き続き製造販売されました。もしかしたらガラスの変更等により設計変更に伴い、微調整されている可能性があります。大きな違いはF★は三脚座があるのに、FA★では三脚座がなくなります。オプションでもいいから三脚座が取り付けられるようなデザインにしてほしかったと思いました。そういう文句を言っても筆者はこのレンズは所有していない。
このレンズの特許は旭光学工業の飯間光規氏の設計の特公平2-17084(1987年出願1990年公告)登録特許No.1593639の実施例2の7群9枚構成のものと推定している。構成図を次に示す。
本レンズはインナーフォーカス式なので無限大時と最短撮影距離時の構成図を載せました。GIFアニメーションでわかりやすく示しています。望遠比は0.68とコンパクトな300mmレンズである。
最短撮影距離になると幾何光学的MTFが低下するのは通常のレンズと同様である。IFであるので、この程度で済んでいる。
このレンズは若干アンダーコレクションであるが、スターレンズらしい高性能レンズである。
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