CANON LENS 50mm 1:0.95の特許について
このレンズは当時世界で一番明るい標準レンズとして販売されたものである。本レンズの特許はキヤノンカメラの向井二郎氏の設計である特公昭39-10178(出願1960年)である。変形ガウス型の5群7枚構成のオリジナル3爪マウントに取付けて使用するレンズである。市場にはマウントを改良したもので、ライカで使用できるものが散見されます。
第1レンズがメニスカス凸レンズで、第2レンズもメニスカス凸レンズで、第3レンズの両凸レンズと第4レンズの両凹レンズが貼り合わされて負のパワーを持つ第3群を形成し、ここまでが前群となる。絞りを介して、後群として第5レンズの両凹レンズと第6レンズの両凸レンズが貼り合わせられて正のパワーを持つ第4群を形成している。第7レンズは両凹レンズとなっている。
本レンズのパワー配置を改めて書くと、++(+-)|(-+)+となる5群7枚構成となっています。