ペンタックスレンズ研究会

ペンタックスレンズ他光学特性データを示します。

(115)Canon Camera CANON LENS 50mm 1:0.95の特許について

CANON LENS 50mm 1:0.95の特許について

 

このレンズは当時世界で一番明るい標準レンズとして販売されたものである。本レンズの特許はキヤノンカメラの向井二郎氏の設計である特公昭39-10178(出願1960年)である。変形ガウス型の5群7枚構成のオリジナル3爪マウントに取付けて使用するレンズである。市場にはマウントを改良したもので、ライカで使用できるものが散見されます。

CANON LENS 50mm 1:0.95のレンズ構成図

第1レンズがメニスカス凸レンズで、第2レンズもメニスカス凸レンズで、第3レンズの両凸レンズと第4レンズの両凹レンズが貼り合わされて負のパワーを持つ第3群を形成し、ここまでが前群となる。絞りを介して、後群として第5レンズの両凹レンズと第6レンズの両凸レンズが貼り合わせられて正のパワーを持つ第4群を形成している。第7レンズは両凹レンズとなっている。

本レンズのパワー配置を改めて書くと、++(+-)|(-+)+となる5群7枚構成となっています。

 

CANON LENS 50mm 1:0.95の収差図(縦)

CANON LENS 50mm1:0.95の収差図(横)

CANON LENS 50mm 1:0.95の非点収差図

CANON LENS 50mm 1:0.95のLateral Color(倍率色収差)

CANON LENS 50mm 1:0.95の2nd.Spectra

CANON LENS 50mm 1:0.95のスポットダイヤグラム

CANON LENS 50mm 1:0.95の波長毎のスポットダイヤグラム

CANON LENS 50mm 1:0.95の波長毎のスポット径の像高変化

CANON LENS 50mm 1:0.95の幾何光学的MTF(7.5/15/30LPM)

CANON LENS 50mm 1:0.95の幾何光学的MTF(10/20/40LPM)